2005年度活動報告



       米国派遣学生・派遣教師に参加

平成17年3月20日(日)より31日(木)の日程で、本校インターアクター・寺山將晃君は「国際ロータリー第2630地区」より選考の上、交換(エクスチェンジ)派遣学生として、提携地区である「米国第5320地区セリトス市」へ短期ホームステイをしました。(米国5320地区セリトスインターアクト訪問研修)
上記研修に、本クラブ顧問の林尚澄教諭も参加しました。
メンバーは派遣学生12名、引率派遣教師1名、ロータリアン2名です。アーテイシアハイスクール日本語講座にて
セリトス市はカリフォルニア州・ロサンゼルス市のすぐ南にある小都市で、50年前までは牧場だったところです。
そんなのどかな雰囲気を残しながらも文化的水準が高く、世界的水準の蔵書・設備を誇る市立図書館や、全米屈指の進学率を有するホイットニー高校、さらにニクソン元大統領夫人が創設し高レベルの教育で知られるパトリシアニクソン・エレメンタリースクール(幼稚園)などがあり、他にも多彩な講座を持つシニア・センターなどが著名で、街全体に落ち着きがあり、教育教養環境に優れています。上記の施設にはカリフォルニア州のみならず、周辺地区からも多数の団体が教育内容を学びに集まってきます。
さて、各歓迎セレモニーや高校での体験留学(派遣教師は高校や幼稚園で米国教育システムの実地研修)、市長室・警察署訪問などの息をつく暇もないほど充実した公式プログラムがびっしり組まれた合間に「ナッツベリーファーム」(全米一の歴史を持つテーマパーク)やユニバーサルスタジオ、週末のホストファミリーとの小旅行なども行きました。
参加者全員が幅広く異文化や貴重な体験ができ、大きく精神的に飛躍するきっかけとなったと確信しています。
また、ホストファミリーや現地ロータリアンの方々の掛け値なしの誠心誠意溢れる盛大なもてなしぶりには、本当に痛み入ります。感涙の至りでした。
このような素晴らしく有意義な機会を与えて下さった2630地区のロータリアンの皆さまに心より感謝申し上げます。


5月21日(土) 環境ボランテイアウオーク実施

手つかずの城跡です。地名の由来は面白い。     
今年もウオーキングも例年通り、充実した行事となりました。郷土史に詳しい芳野 茂氏の解説はいつもながら解かりやすく丁寧で、とても勉強になります。
今回も昨年同様に四日市南部地域の内部(うつべ)地区の歴史や遺跡を訪ね歩きました。
やはり相当の長距離でしたが、本校部員は若さで乗り切りました。
道幅が狭いうえに交通量が多く、距離がありすぎるため、健康面や所要時間を考慮しました。
回を重ねながら、一歩ずつ開催趣旨である「地域の歴史や環境を歩きながら考えよう」を実現しているものと確信しています。今回は模擬試験や三重総合体育大会(三重総体)などの行事が重なり、やや参加人数が減り、合計28名でした。(教員4、生徒11、ロータリアン13)

トイレットペーパーの箱を再利用しています。

充実してます。「アルミ缶回収活動」

昨年度より、クラブの行事の重要な位置を占めるアルミ缶を回収作業。
業者に買い取ってもらい、その業者の斡旋で代金を「車いす」に代えるこの運動はかなりの成果を出しつつあります。
目標はあと約二万個のアルミ缶回収です。
やり始めて後悔した途方もない単純で苦しい道のりですが、ようやく先が見えてきた今、クラブ員全員で必死の追い込みをしています。
これまでに第三回目の引き取りまで終了しました。写真は6月27日(月)引き取り直前の様子です。


7月10日(日)〜16日(土) 「米国よりの派遣教師・学生受け入れ」

3月に本校より「米国5320地区」へ教師・学生が派遣されたのを受け、同地区からの教師2名、生徒1名を本校で受け入れました。
約一週間の滞在でしたが、実に有意義な行事となりました。
派遣教師2名はエレメンタリースクール(小学校・5歳から12歳)のベス・ブレイ校長先生と三学年担任のバーニー・タニグチ先生、生徒はブライアン・ギメロ君です。
先生2名は林尚澄宅に、生徒は四日市南ロータリークラブの石塚氏宅にホームステイしました。
学校で、ブライア「法隆寺」にてン君は3Sの教室で学び、先生2名は柔・剣道授業見学や英語の授業に参加しました。
2人の先生は武道の授業風景に興味津々。熱心に質問するなどロスのセリトス市とはあまりに違う実技の授業に感心していました。
英語の授業では見学の予定が、英語での会話応答や模範朗読などネイティブの発音や、やりとりにお互いが素晴らしい体験となりました。昼食に田楽を召し上がってます。
タニグチ先生は日系3世のご主人を持ち、3人の息子さんには日本名をつけています。またお二人とも箸を見事に扱い、味噌汁もおいしそうに味わっていました。
本校以外では、お寺が経営する幼稚園の教育内容を見学したり、伊賀・奈良へ見学に行きました。
各行事中、ロータリアンの方々とも親睦をはかり、地元四日市が誇る「御在所ロープウエイ」や名産などをご案内いたしました。
至らないもてなしぶりでしたが、何とか満足して頂いたものと自負しております。
四日市南ロータリークラブの皆さまはじめ、関係各位の方々には誠にお世話になりました。心より御礼申し上げます。


8月7日(日)・8日(月)第28回インターアクト年次大会参加(多治見市文化会館

三重県と岐阜県の各校のインターアクトクラブは国際ロータリー2630地区という共通ブロックに属しています。
全世界のロータリークラブは、このよう活動単位ブロックでまとめた呼び名を用います。
その「2630地区」のインターアクトクラブ全部が年に一回、ホスト高校と提唱ロータリークラブのお世話で年次大会を催します。
今年は岐阜県立多治見西高等学校インターアクトクラブと多治見リバーサイドロータリークラブがホストとなり、多治見市文化会館に集まりました。
今年の参加校は三重県から16校、岐阜県から21校(生徒383名、顧問50名)を数えます。
そこへ各ロータリークラブが窓口になって招いている交換留学生4名と、韓国からも34名のインターアクトクラブ会員が加わり、毎年、盛大な年次大会になっています。担当スポンサーのロータリアンの方は41名を数えます。
今年のテーマは「『大切な地球に愛の手を〜多治見から広げよう〜」です。
初日は韓国派遣学生の民族踊り、国際陶磁器フェスティバル見学、多治見市産業文化センターなどで交流をはかりました。
二日目は、ロータリー委員会報告、韓国、米国交換派遣留学生の活動報告などがありました。
その他箏曲演奏、合唱などがあり全体行事を締めくくりました。
ホスト校のインターアクトクラブと担当スポンサーのロータリークラブの皆さま、本当にありがとうございました。
いよいよ、次年度は本校と四日市南ロータリークラブがホストとなります。
 

8月28日(日)四日市大学フェスティバル「地域ミッションコンテスト」で大活躍

四日市大学主催の同コンテストで、本校三年生のインターアクター・猪島悠太君は、2004年度の活動内容を堂々と発表し、見事に優秀賞を獲得いたしました。
審査員からの質問などは一番多かったように感じました。


 10月16日(日)海星祭・バザーで大活躍!      

今年も海星祭ではバザーの担当をしました。
前日からの商品並べや値札付け、当日のレジや後かたづけまで、例によって戦争状態でした。
中高クラブ員総出で、クタクタになりましたが、おかげさまを持ちまして、約8万2千円に迫る売り上げと募金がありました。写真の品々は一点残らず売り上げました。
全額「新潟県中越地震」募金に寄付されます。
ありがとうございました。



11月29日(土)マックスバリュ店周辺で「パキスタン大地震」の募金活動

遅ればせながら、少しでも「パキスタン大地震」のお役に立ちたいということで、募金活動をやりました。
被害の甚大さに世間の関心が集まっていますので、募金される方に善意の手ごたえを感じました。うれしい一瞬です。緊張しながら待ちかまえています。
当日、参加人数は中学生・高校生あわせて12名、教員3名。約2時間で、19811円を集めました。
残念ながら、あいにくの雨になり、通常よりも買い物客が少なかったようです。
それでも、やりがいがありました。次回は晴れた日の、午前11時〜午後1時ごろか、夕方に行いたいと思います。
全員、足が棒になり、声は車内放送のアナウンスのようになりました。
全額、「マックスバリュ」さんを通じ、「パキスタン大地震」に募金されます。世間の皆さまは心の温かい人びとの方がずっと多いのだなと実感しています。ささやかな充実感と満足感のうちに終了しました。


11月20日(日)三重県インターアクト協議会

今年は11月20日に「三重県インターアクト協議会」が開催されました。
今回のスポンサー提唱クラブは亀山ロータリークラブ、担当高は亀山高校インターアクトクラブです。
例年のように三重県内のインターアクトクラブ17校が「亀山文化会館」に集い有意義な一日を過ごしました。
参加内訳は「生徒約95名・顧問教師20名・留学生3名・ロータリアン58名でした。
例年通りの行事ですが、亀山の伝統や歴史を学んだことが印象的でした。
関係の皆様には本当にお世話になりました。心より感謝申し上げます。

1月12日(木)アルミ缶作業でついに車椅子購入!!

実に誇らしげ!一つの仕事をやり終えた充実感あり。

平成16年4月から始めたアルミ缶回収作業が平成18年1月10日(火)、ついに所定量回収を終えました。
2年近い作業期間で、業者に発送すること4回・44箱(1回につき11箱)、総合計約500キログラムを集めては平らに叩きつぶしました。
アルミ缶一個は約30〜50グラムですので、おおよそ5万〜5万5千個ほどを回収作業したことになります。
夏はゴキブリと悪臭に、冬は痛いまでの冷たさに悩まされながらも、1週間に2回以上活動しました。
この代金で車椅子1台と交換できます。
添付写真がその結晶です。
ネームプレートが誇らしげに輝いています。
本クラブの最大の目に見える成果です。
トイレットペーパーの空きダンボールやガムテープなど、すべて学校にある廃品や品々のみを用いました。
別途経費が全く掛かっていないことも自慢の一つです。


1月31日(火)体育用ジャージ類の寄付

実際はものすごい迫力です。

    
卒業間近の高校3年生が任意で残していってくれた体育用ジャージ約200着やトレーナー数十枚、
その他を部員と顧問で、手分けして洗濯しました。
それらの品々は芳野様の手配で、NPO法人日本救援衣料センターから、発展途上国へ送られます。
体育用ジャージは選択が大変で、手間がかかります。
少しでも卒業生の善意が外国の方々に役立てば、と願っています。


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